日銀のマイナス金利政策は日銀が銀行の預金から一定数手数料をもらう仕組みで、銀行の投資を促進させる目的で始められた。今回日銀は2%の物価上昇目標が安定的・持続的に見通せる状況で、先週の春闘でも高水準の賃上げ率が実現したことからマイナス金利政策を解除することを決定した。これによりあさってから0.1%金利が上昇することになり、今後長期的に見ると銀行預金の金利上昇や変動型住宅ローン金利の上昇などの影響が出るとみられている。植田総裁は今後の金利の見通しについて当面は低金利が続くとの見通しを見せていて、今後の政府の成長戦略などとどのように連携していくかが注目されている。