いよいよ来週金曜日に開幕するサッカー・Jリーグの新シーズン。その幕開けを告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2025」が今週土曜日に開催。昨シーズンのJ1と天皇杯の2冠を制したヴィッセル神戸と、J1で2位のサンフレッチェ広島が国立競技場で激突する。日本テレビは、今大会注目の元日本代表でヴィッセル神戸の武藤嘉紀(32)にインタビュー。今なお進化を続ける“ベテラン”武藤嘉紀は、昨シーズンもチームトップの13ゴール・7アシストの活躍でヴィッセル神戸のJ1連覇に貢献し、自身初のMVPも受賞した。武藤嘉紀は「2連覇かつ2冠という最高の成績を収めることができ、個人的にもMVPという最高の賞をいただき、素晴らしいシーズンだった」と語った。慶応大学在学中に特別指定選手としてFC東京でJリーグデビューした武藤選手は、正式にプロ契約を結んだ2014年から大ブレイク。新人最多タイ記録となる13ゴールをマークし、Jリーグ32年の歴史で5人しかいないルーキーイヤーでベストイレブンに選出された。翌年には海を渡り、ドイツ、イングランド、スペインのクラブでプレー。2018年にはロシアW杯のメンバーに選出されるなど、世界の舞台でも活躍。2021年、29歳でヴィッセル神戸に加入してJリーグに復帰し、J1連覇に導き、自身も2年連続のベストイレブンに選出された。武器は高い身体能力で、小学3年生の男子の平均身長とほぼ同じ高さの130cmのバーも軽々と飛び越えてしまう。この身体能力の高さは試合でも発揮され、武藤嘉紀は競り合った相手より頭1分、大きくジャンプしてキーパーが一歩も動けないコースへ完璧なヘッド。武藤選手は32歳となった今も、進化し続けるために毎年、トレーニング方法を変えているという。武藤選手は「現状維持は僕らの世界では下降線。努力を怠らない最高の準備をする。妥協なくやれば確実に成長できる」と語った。ヴィッセル神戸で目指すのは、2009年の鹿島アントラーズ以来となる史上2クラブ目のJ1の3連覇。まずは、今週土曜日に国立競技場で行われる「FUJIFILM SUPER CUP 2025」で1冠目を目指す。武藤選手は「国立競技場でたくさんの方々が足を運んでくださる舞台。今シーズンの幕開けでもあるので勝利したい」と語った。
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