ミッドフィルダー・田中碧選手は、シーズンも大詰めの日に貴重な勝利を手にした。異国でのひとり暮らし、試合から帰宅して真っ先に取り掛かるのは夕食の準備。食事には人一倍気を遣っている。前回のワールドカップで田中は強豪スペイン撃破の立役者となった。三笘の1ミリからあげた決勝点は大会を象徴する名場面になった。その後チームはベスト16で敗退。「ここには“バケモノ”しかいないので、自分がそっちの部類に入らないと優勝はできない」と話し、自分に“バケモノ”なると優勝への思いを強くした。今シーズン田中は世界最高と言われるイングランド・プレミアリーグでプレー。バケモノが集うビッグクラブからゴールを奪うなど結果を残してきた。しかしチームの戦術上の理由から田中は突如出番を失い、サッカー人生初の挫折と向き合っていた。
