福岡県にある運送会社では、厳しい経営にある中小の運送会社を買収し新たな仕組みを作ろうとしている。この会社が目指すのは、2024年問題に対応できる物流網の整備。買収した会社同士が輸送を繋ぎ、各地域に物流拠点を整備。輸送を一貫して行うことで、より高い収益をあげることが可能だとしている。戦略会議にはこれまでに買収した11社が参加した。多重下請け構造への依存をやめたことで、より高い運賃を得られるようになったとの声が相次いだ。荷主とドライバーを直接つなぐ取り組みも広がっている。都内のスタートアップ企業が物流のマッチングサービスを開発した。登録されているトラックは約5万台。運送会社などが荷主からの依頼を一覧で確認して受注、直接仕事を請け負うことでより高い運賃を得ることができる。また、配送の帰りなどにもこのサービスを利用することで稼働率を上げることができる。このサービスを利用する茨城県の運送会社は、荷主からの直接受注も増え売り上げが2割増えたという。