第1のエリアのテーマは「美しさ」。現代アートのキュレーター片岡真実さんが愛知で見つけたのは機能の先にある美しさのデザインだった。片岡さんは「時代に求められる物を作ってきた常滑焼の歴史が非常におもしといなと思って」などと話した。常滑は平安時代から900年以上の歴史を持つ焼き物の町。100年前、フランク・ロイド・ライトの求めに作った帝国ホテルの壁のレンガもその1つだった。道にも家の軒先にも再利用された焼き物が使われていた。電らん管を再利用して作った家を紹介した。スタジオに電らん管が登場。竹谷隆之は「内側もすごく造作がキレイ」などと話した。
永山祐子さんが滋賀・大津で見つけたのは石垣。最大の特徴は野面積み。石を自然のままほとんど加工性に積み上げる技術。石垣を築いたのは穴太衆。戦国時代全国で城の石垣を手掛けた栗田純徳さんは穴太衆の子孫で15代目、野面積みの技術を今に伝えている。隙間があるのは地震が来たときに崩れなくするためだという。野面積みは作り手の個性がでる。永山さんはここにデザインを見出した。櫻井翔は野面積みの美しさに心を掴まれ兵庫・淡路島を訪れた。野面積みの石垣に守られた洲本城。石垣は現在修復の真っ最中。櫻井が野面積みの石垣に挑戦するも上手く積み上げることができなかった。栗田純徳さんの案内で修復工事の現場を見学させてもらった。石垣の内側に触れると先人から学ぶことが多いという。栗田さんは「500年もたそうと思うとよっぽど丁寧に後ろの作業をしないともたない。見えないところが一番大事」などと話した。
スタジオで野面積みを再現。石垣の強さの秘密は2つで1つを支える「品」の字で積むことだった。基本的にはこの組み合わせが美しさの中に強さを生むという。表面に使われる石は基本的に奥行きが長い。奥行きが短い石の裏には大きめの石を置いて補強している。石積みの場合は余白が残されているので何百年もかけて安定していくという。
永山祐子さんが滋賀・大津で見つけたのは石垣。最大の特徴は野面積み。石を自然のままほとんど加工性に積み上げる技術。石垣を築いたのは穴太衆。戦国時代全国で城の石垣を手掛けた栗田純徳さんは穴太衆の子孫で15代目、野面積みの技術を今に伝えている。隙間があるのは地震が来たときに崩れなくするためだという。野面積みは作り手の個性がでる。永山さんはここにデザインを見出した。櫻井翔は野面積みの美しさに心を掴まれ兵庫・淡路島を訪れた。野面積みの石垣に守られた洲本城。石垣は現在修復の真っ最中。櫻井が野面積みの石垣に挑戦するも上手く積み上げることができなかった。栗田純徳さんの案内で修復工事の現場を見学させてもらった。石垣の内側に触れると先人から学ぶことが多いという。栗田さんは「500年もたそうと思うとよっぽど丁寧に後ろの作業をしないともたない。見えないところが一番大事」などと話した。
スタジオで野面積みを再現。石垣の強さの秘密は2つで1つを支える「品」の字で積むことだった。基本的にはこの組み合わせが美しさの中に強さを生むという。表面に使われる石は基本的に奥行きが長い。奥行きが短い石の裏には大きめの石を置いて補強している。石積みの場合は余白が残されているので何百年もかけて安定していくという。