回転ずしチェーン「くら寿司」は大阪関西万博に提供する特別メニュー70種類を発表した。万博に参加する161の国と地域のうち70か国の代表料理を再現した。今回の特別メニューのうち24種類は、くら寿司が各国の大使や大使館の専属シェフに試食をしてもらいながら再現したもの。外食チェーンと大使というと牛丼チェーンの松屋がさまざまな国のグルメを提供し、各国大使を巻き込んだ松屋外交が話題を呼んだ。実は日本で回転ずしが広まったのは1970年の大阪万博に回転ずしが出店し、連日行列ができたことがきっかけ。今年の回転ずしの市場規模は過去最高の8000億円超を見込んでいる(出所・富士経済)。くら寿司では来年の万博を世界に回転ずしを広めるきっかけとしたい考え。