東日本大震災の被災地で震災伝承に取り組む団体への調査で、9割以上が今後の活動の継続に不安を感じていることが分かった。この調査は公益社団法人「3.11メモリアルネットワーク」が岩手、宮城、福島で伝承活動に取り組む団体を対象に行ったもので、26の団体から回答が寄せられた。それによると、伝承活動の継続について「大いに不安」、「どちらかというと不安」と答えた団体は92%に上った。伝承の継続にとって重要な資金について尋ねると「人件費」、「広報費」、「活動場所の維持費」などを挙げている。震災伝承に関する公的な支援の現状について尋ねると「不十分」、「どちらかというと不十分」と答えた団体が全体の61%に上っている。
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