イトーヨーカ堂が販売し、アパレル大手・アダストリアが製造を手掛ける新ブランド「ファウンドグッド」では夏に向けた商品戦略を練っていた。特殊なポリエステル原料を使い空気の渦で糸を紡いで作るアダストリアの独自素材「コタット」。速乾性があり、シワになりにくいのも特徴。ライバルも力を入れる機能性商品。店での打ち出し方がカギを握りそう。イトーヨーカ堂は不採算店舗の閉店を進めており、2026年2月までに全体の4分の1にあたる33店舗を閉店する計画。アパレルを復活させ、苦しい状況を打破するとなるのか。日本経済新聞の田中編集委員は「食品だけでは集客が弱い。アダストリアさんという強力な商品力を持つアパレルと組むことによって、そこに行かないとこの商品が買えないんだとお客さんがしっかりわかればその売り場に行くだろうと思う。世界観をどれだけ作れるかということだと思う」と話す。