テレビ討論会で、冒頭、ハリス氏がトランプ氏に歩み寄り握手を求めた。トランプ氏は、握手したものの、小声で対応した。6月の討論会では、トランプ氏はバイデン大統領と握手を交わさなかった。海野は、トランプ氏は意表を突かれ、何もできずただ握手しただけだった、ハリス氏は、最初に圧力をかけて、自分から踏み込んでいった、攻めの姿勢の現れでもあるなどと話した。移民をめぐる議論で、ハリス氏は、国境の安全に関する法案を出したなどと話したが、突然話題を変え、トランプ氏の集会を見るのは面白いと皮肉を言うなどトランプ氏の集会について批判した。トランプ氏は、選挙集会に関する発言に反応し、我々の集会は政治の歴史で最も素晴らしいなどと反論した。さらに、トランプ氏は、不法移民が、地元住民たちのペットを食べているなどと発言し、司会者がその話の信頼性は確認されていないと指摘した。海野は、CNN主催の討論会で、トランプ氏が人工妊娠中絶をめぐる議論のなかで「民主党は産まれた赤ちゃんを殺している」と発言し、CNNはそれを訂正しなかった、それを受けて、ABCは、トランプ氏が虚偽の発言をしたら訂正するようにしたなどと話した。
テレビ討論会で、トランプ氏の発言中、相手の方を見て話を聞いていたハリス氏。トランプ氏は、ハリス氏の発言中、ほとんど表情を変えず、真っ直ぐ前を見ていた。以前、人種をめぐるハリス氏への発言が問題となったことから、側近はトランプ氏に対し、人種や女性に触れた個人攻撃を控えるに進言した。結果的に、問題になるような個人攻撃の発言はなかった。海野は、発言中の相手を見ないことなどが印象を悪くした、陣営は、大統領らしく自制することをトランプ氏に求めたが、ハリス氏に集会を批判されたことで、自制を失ったなどと話した。トランプ氏は、討論会の練習をせず、ブリーフィングだけ受けたという。討論会後、テイラー・スウィフトが民主党支持を表明した。世論調査によると、Z世代の有権者の3割がテイラー・スウィフトが支持する候補者に投票する可能性が高くなるという。海野は、猫を抱いたテイラー・スウィフトの写真について、トランプ氏が指名した副大統領候補・バンス氏が子どものいない女性を「猫をかわいがっているおばさん」と発言したことにやり返したかたち、テイラー・スウィフトは支持表明のなかで、投票が広がるようなメッセージを綴っているなどと話した。第2回討論会について、海野は、ハリス陣営はやってもいいとしている、トランプ氏は、ハリス陣営は今回の討論会で負けたからやりたがっていると主張する、今回の討論会でパフォーマンスが悪かったのは、トランプ氏のほうで、トランプ氏のほうがチャンスが必要だなどと話した。