去年、ペルーで発見された宇宙人のミイラが世界的に話題となった。今月、ペルー当局は人間と動物から作られた可能性が高いと指摘し、完全に作り話と明言した。去年9月にはメキシコ議会では2体のミイラとされるものが公開され、発見したジャーナリストは宇宙人の遺体だと主張している。メキシコの医師らが検査したところ、両手の指は3本、頭部が細長い、約1000年前のものと確認された。医師らは頭蓋骨が組み立てられたり操作されたりした形跡はないと発表。今月12日の最新決定ではエイリアンではないとの結果を報告、動物の骨と人骨などを合成接着剤でつなぎ合わせて作られた人形だとした。国立民族学博物館の関雄二氏は南米チリの北部には約9000年前からミイラを作る文化があるという。
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