午前の株と為替の値動きを伝えた。午前のマーケットについて平野さんは「ダウは45ドル安、ナスダックが181ポイント安、S&P500指数も29ポイント安と半導体関連中心に売られた。ベージュブックは『米国経済は過去の平均に戻った』と指摘し、市場ではFRBの利下げが遅れるという見方が一段と強まっている。ユーロ圏の3月の消費者物価指数・改定値は前年同月比プラス2.4%と速報値と一致し、前月の2.6%を下回った。ECB理事会のメンバーのセンテノポルトガル中銀総裁は『金融政策は制約的な領域にとどまる』との認識を示し、『利下げを急ぐ必要もない』とも述べている。欧州も米国と同じような金融環境。欧州株はフランスのCAC40の0.61%高を筆頭に小幅高だった」と話した。また、日経平均については「昨日の日経平均は寄り付き高値、引けが安値という”陰線丸坊主”の極めて形の悪い姿になり、2月14日以来の3万8,000円割れとなった。25日移動平均乖離率はマイナス4.23%、総乖離はプラス6.38%で75日移動平均のところまで下がり、下値感も出ている。3月の訪日客数は308万1,600人とコロナ禍前の2019年3月を上回り、統計開始の1964年以降はじめて300万人を突破した。単月でも過去最高。寄り前に出た対内匠権売買契約は1兆7,400億円の買い越し金。G20 財務相・中央銀行総裁会議に出席するためワシントンを訪れている鈴木財務大臣。日米間の財務相会合で為替について意見を交換したが、具体的にどういった対応をするかは『コメントを控える』としている。金利上昇で不安定になっているNY株と為替介入を控え動きにくい日本だが、そろそろ値ごろ感などが良いところまで下がってきたのではないでしょうか」などと話した。現在は半導体の一角がプラスに転じる動きで日経平均は上げ幅を100円を超えている。