米国IT大手のアップルは10日、独自の生成AIとなる「アップル・インテリジェンス」を発表した。アップル・インテリジェンスは、ユーザーが日常的に利用できる機能に焦点を当てていて、例えばメールの受信内容を要約したり、送信する文書を添削して書き直したりすることができるとしている。iPhoneの最新モデルなどでこの秋に試験的に搭載され、当面は英語のみに対応する。またアップルはこの日、チャットGPTを手がけるOpenAIとの提携を発表した。チャットGPTの機能を音声アシスタントの「Siri」などに導入するという。これまで生成AI開発の遅れが指摘されてきたアップルだが今後、巻き返せるかが注目される。