一昨日初日を迎えた舞台「赤塚不二夫スクラップブック」。今年は2008年に亡くなった赤塚不二夫さんの生誕90周年。それを記念して、おそ松くんや天才バカボンなど、これまで舞台化は難しいと言われてきた赤塚不二夫の世界を舞台化。30年以上フジテレビのお昼の顔を務めてきた小堺一機さんがバカボンのパパ役。イヤミをロックバンドすかんちのボーカルにして俳優、タレントのROLLYさんが演じる。番組は、出演者の顔合わせから本番までの舞台裏に独占密着。3月下旬、出演者の顔合わせが行われた。演じる役について、小堺さんは「あっちの器が大きいので飛び込むしかない」、ROLLYさんは「小堺さんのバカボンのパパは本物みたい」などと話した。イヤミは出っ歯が特徴だが、15年前にファミレスのガチャガチャを回して出た入れ歯が活躍しているという。2人とも役に入り込んでいる様子だが、赤塚不二夫の世界は奥が深いという。小堺さんは「赤塚先生のギャグは不条理のお芝居。子どものときに赤塚先生の漫画見ててよかったと思った」等と語った。本番1週間前の稽古に伺うと、リズミカルに踊る小堺さんの姿が。今回は歌とダンスも覚えないといけない。すると振り付けの先生から小堺さんに予想外の注文が。急遽演出に追加されたタップダンスも黙々と練習。緊張が高まる中、小堺さんは師匠・萩本欽一さんのある言葉を噛み締めていた。「欽どこ」に出してもらった当初に萩本欽一さんが稽古と全然違うことを振りで言われ、あがってしまって萩本さんでさえフォローできないくらいシーンとしてしまったという。もうクビだと思って袖でションボリしてたら、出番終わった萩本さんがやってきて「俺はあがらないやつ信用しないからさ」などと言ってくれたという。本番に先駆けメディア関係者に向けた公開稽古が行われた。クライマックスでは、出演者全員がセーラー服姿に。セーラー服は赤塚不二夫さんにとって正装だそうで、特別なときによく着用していたという。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-29-5
URL: http://cbgk.jp/
URL: http://cbgk.jp/