アメリカ・トランプ大統領は5日、CNBCのインタビューでエネルギー価格が下落すればロシア経済が影響を受け、戦争継続に圧力がかかるとの認識を示した。トランプ大統領はロシアが8日までにウクライナとの停戦に合意しなければ追加制裁を発動し、ロシアから原油を輸入している第三国に対して100%の「二次関税」を課すとしている。ウクライナ・ゼレンスキー大統領はこの方針を歓迎し、トランプ大統領と対ロシア制裁などで協議を行ったことを明らかにした。トランプ大統領の制裁方針をめぐっては、ロシア・メドベージェフ前大統領が核による報復攻撃システムに言及しながら反発。これを理由にトランプ大統領は原子力潜水艦の派遣を命じた。さらにロシア外務省が4日、中距離ミサイルなどの配備を自主的に制限してきた方針の取りやめを発表するなど米露の緊張が高まっている。トランプ大統領は3日、ウィトコフ中東担当特使が停戦交渉をめぐって6日にロシアを訪問する予定と明らかにした。
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