米国のバイデン大統領は秋の大統領選挙に向けたトランプ前大統領との初めてのテレビ討論会が来週行われるのを前に、ワシントン郊外にある大統領専用の山荘に向かって出発し、メディアは「討論会の準備に専念するため」と伝えている。11月の大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領と返り咲きを目指すトランプ前大統領による初めてのテレビ討論会は日本時間の来週28日に行われる予定。バイデン大統領は20日、ワシントン郊外にあ大統領専用の山荘「キャンプ・デービッド」に向かい、米メディアは「討論会に向けて模擬討論を行うなど準備に専念する」としている。山荘にはこれまでオバマ元大統領やヒラリークリントンなどの討論の準備を補佐した元大統領首席補佐官などが同行するという。対するトランプ前大統領は選挙の争点だとする経済や移民政策を中心にこの数週間、議員や専門家と意見を交わし準備を進めているという。討論会を主催するCNNテレビは20日、この2人だけが出席すると発表し、無所属での立候補を表明しているケネディ元大統領のおいのロバートケネディジュニアが出席することはなくなった。指定された世論調査で一定の支持率を獲得していることなどとされる条件を満たせなかったとみられる。