米国大統領選に向けたABCテレビが主催の討論会が10日行われ、民主党のハリス副大統領と、共和党のトランプ前大統領が非難の応酬を繰り広げた。討論会は両者が挨拶と握手を交わして始まり、経済や移民など幅広いテーマで意見が交わされた。不法移民を巡る問題ではトランプ氏が司会者から事実に基づいていないと指摘される場面もあった。また経済政策をめぐってはハリス氏が「トランプ氏は私たちに大恐慌以来最悪の失業率を残した」と訴えると、バイデン政権が「米国史上最悪のインフレをもたらした。経済を破壊した」と反発した。CNNの世論調査ではハリス氏が勝利したとの回答は63%でトランプ氏の37%を上回った。