隅田川近くの路地の一角にある「Cafeスマイル」は障害がある人たちがスタッフとして接客や調理を行っている。店主の井上さんがカフェを始めたのは3年前に子宮頸がんと診断されたのがきっかけだった。医師からは治る見込みがないと説明を受けたという。ダウン症の美裕さんは幼い頃からカフェに憧れていて、夢を叶えてあげたいと去年11月に店を始めたという。店では障害のあるスタッフが働きやすいように、メニューは2つだけなどの工夫をしている。がんが見つかってから3年となったこの日、カフェは多くの人で賑わっていた。SNSで知り合ったがん患者達があつまった。井上さんが開いた小さなカフェは病気と戦う人たちにとっても生きがいになっている。
住所: 東京都江東区佐賀1-2-4