中高生に生成AIの勉強への利用経験を聞くと、「経験あり」と答えたのが中学生で45.4%、高校生で52.2%という結果だった。また、保護者に「中高生の学習に生成AIを使わせたい?」と聞くと、「使わせたい」・「どちらかといえば使わせたい」が36.7%、「どちらともいえない」が47.9%、「使わせたくない」・「どちらかといえば使わせたくない」が15.4%だった。不安な点については「思考力や記述力が育たなくなる」、「AIに依存しすぎる」などが挙げられた。文部科学省は、生成AI利用のガイドラインを策定しており、適切・不適切な例を挙げている。また、ベネッセは問題に直接的に回答せず、補佐的な役割を果たす生成AIを公開している。一方、東京都教育委員会は、夏休みの宿題でAIの回答をコピーし提出しないよう注意を呼びかけている。野村総研の城田さんは「これからの時代、生成AIに触れずに社会に出るほうが不安を感じる。正しいAIの使い方を学生から学ぶことが重要となると思います。AIリテラシーを学ばないと同じようなことが起きるだけで思いますので」などと話した。