東京都はおととし、ウェブ上で初めて大規模な痴漢に関するアンケート調査を実施した。その結果女性の45%、男性の9%が被害にあったことがあると回答した。対策としては防犯ブザーや警視庁が開発した防犯アプリDigi Policeなどがある。現在注目されているのが第三者の行動で、東京都は現場に居合わせた第三者が出来るさりげない行動をちょこっとアクションとして動画などを公開している。実際に都の調査では、周囲の人が大丈夫ですかなど声をかけた場合、9割超の確率で痴漢行為が止まったという。上谷さくら弁護士は、声をあげても誰も助けてくれないのではとの考えが被害者が声をあげられない要因の一つ、気にしてくれる人がいることはとても勇気になると思うと話した。また加害者は見つからずに犯行を重ねたいという人が多いので、周りが動いていくことによってばれてしまうかもしれないという恐怖感を抱かせることが抑止力になって非常に有効だと話した。