エコノミストでの崔真淑さんはトランプ大統領の狙いについて「状況からして3つの狙いがあると私は推測している」とコメント。「ベネズエラに対しての報復」「資源獲得」「そして対中国における交渉カード」をあげた。過去にベネズエラのチャベス政権においてはアメリカ企業の資産が収容されるということがありその規模はおよそ600億ドル規模ともいわれ、その報復ではないかと指摘されている。そしてベネズエラに眠る石油資源設備投資は必要ではあるが潤沢な量が期待できる。またベネズエラ産原油は8割が中国向けといわれていて、中国との交渉カードを手にすることができるのではないかと考えられている。資源獲得については確かにアメリカというのは原油の量では強みがあるが油の質と精製設備においては課題がある。EIAによるとアメリカは原油について「純輸入国」となっている。対してベネズエラ産の原油はアメリカで確保が難しい原油タイプを多く眠らせているといわれている。これまでアメリカというのはカナダに対してこうした確保の難しい原油にたよってはいただがやはりアメリカとカナダの仲あまり良くないので、代替できる確保先を探していたのかもしれない。今回の件で、アメリカによってベネズエラ産の原油が増えることで原油価格はさらに下がるのではないかという期待が出ている。しかし、ベネズエラ産の原油生産量を15年前の高い水準に戻すためには1100億ドルの設備投資が必要といわれている。この規模は2024年にアメリカの石油メジャーが世界全体で投資した総額のおよそ2倍に相当し、今の原油価格ではなかなか回収できないという指摘もある。長期的には原油価格がさらに下がる可能性はあるものの、今すぐというのは難しいのかもしれないと指摘した。
