PILLARは約100年前に船のエンジンから上記や油の漏れを防ぐパッキンを開発。その後、グランドパッキンへと進化させる。扱う液体によってガラス繊維や炭素繊維など様々な素材を使い分ける。編み方も様々。繊維の隙間を埋めるため、特殊な液体に浸ける。グランドパッキンは回転する軸と接する面が摩擦によって摩耗するため定期的な交換が必要となる。そこで74年前、PILLARが日本で初めて開発したのがメカニカルシールだ。メカニカルシールは2つの筒状の部品によって漏れを防ぐ。摩耗を減らすことで劣化を抑えるという。PILLARは阪神・淡路大震災をきっかけにふっ素樹脂の滑り性に目をつけた免震装置も開発した。