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「Environmental Justice Foundation」 のテレビ露出情報

南太平洋で行われたニュージランド当局により漁船の立ち入り検査。不正に漁獲されたマグロがないか調査する。南太平洋は常にIUU漁業のリスクにさらされている。ニュージランドでは漁業は基幹産業の一つ、資源保護に積極的に取り組んでいる。この海でIUU漁業の取り締まりに携わるフランシスコ・ブラハさん。専門はマグロ。太平洋諸島地域の漁のルール作りを務めてきた、元マグロ漁師。海を守ることにかけては人一倍熱い思いがある。太平洋を監視するのに使うのはニュージランド生まれの船舶の追跡ソフト・スターボード。人工衛星などでとらえた船の位置情報を可視化し、漁船のみを検出する。情報はほぼリアルタイムで船を追跡できる。過去の行動を蓄積したデータベースやAIを使ってIUUリスクの高い船だけを選び出すことが可能。マグロは回遊性の魚のため、その保護には国境を越えた連携が必要。ブラハさんがIUU漁業の疑いのある船の取り締まりに貢献した事例がある。きっかけは漁師仲間の連絡だった。ブラハさんが調べるとキリバス周辺で不審な動きをする船があった。マグロを運ぶ冷凍運搬船、韓国の船だった。運搬船はキリバスのEEZ内に入るとジグザグに航行しながら走行。ブラハさんはFADsと呼ばれる集魚装置を流したのではないかと考えた。流木などの下に群れるマグロの習性を利用し、GPSなどがついた装置を設置してマグロをおびき寄せる。ブラハさんは運搬船はキリバスのEEX内でFADsを落としながら移動し、キリバスの海域から引き出したマグロを仲間の漁船が引き揚げたのではないかと考えた。運搬船が許可なくキリバスのEEZ内でFADsを流していたとすれば明らかな不正。ブラハさんが船を追跡するとタイに向けてかじをきりはじめた。支援を求めたのがタイで漁業監視を行う環境NGO職員のドミニク・トムソンさん。トムソンさんはタイ当局とともに港で船を待ち受けた。ブラハさんが見守る中で立ち入り調査を行うが乗船を拒否された。このときに活躍したのは船舶の追跡ソフト・スターボードだった。タイ当局はFADsを流していたのかと尋問すると、船長は否定した。海に放たれたFADsは波で流され分散する。ブラハさんは確認されていた規則的な航跡でのFADsの回収は不可能だと指摘した。ブラハさんたちの調査結果を元に、タイ当局は韓国の運搬船の寄港を拒否。IUUの疑いがあるとして10億円相当のマグロの荷卸を水際で阻止した。

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