サウジアラビアが新たな国家戦略として力を入れているのがゲーム。夏には世界100か国以上からトップ選手が集まりeスポーツワールドカップが開かれた。選手たちは20種類以上のゲームを戦い総合優勝を目指す。この日のゲームで優勝したのはオランダのチーム。賞金総額は100億円以上、大会としては最大規模。国連がまとめた報告書によると、世界のゲーム市場は2022年の段階で約26兆円。サウジアラビア政府はゲーム産業に少なくとも5兆円の資金を投入することを発表。背景にあるのがムハンマド皇太子が主導する国家戦略・ビジョン2030。国家歳入の約6割を石油に依存。世界的な脱炭素化、石油資源の枯渇をみすえ、ゲーム産業を新たな収入源のひとつにしようと考えている。サウジアラビアでは毎年eスポーツを開催、海外からの観光客の呼び込みにつながっている。ゲームソフトを開発する地元起業にも恩恵が出始めている。従業員は約30人。全員サウジアラビア人で20から30代。ゲームの売りは車のグラフィック。実際にある道路を走行できるのが人気の秘訣。サウジアラビア政府は政府系ファンドを通じゲーム関連企業の成長を後押ししている。開発費用への資金援助、プラグラミング研修などに助成金を支給。国内企業の開発競争も活発化。ゲーム会社・開発責任者は投資家もたくさん集まるようになった。今後の目標は世界的に有名なゲームになることと述べる。
