U23アジアカップ準々決勝について、キャプテン・藤田譲瑠チマは「試合が始まっても力が入らない感覚。久々にこんなに緊張した」などと語った。相手キーパー退場後の失点については「時が止まった。逆転されて精神的なダメージは大きかった」と話したが、その後同点になったときには「相手の表情など、ショックが大きそうだった。負ける気はしなかった」と藤田は話した。韓国戦の敗戦からチームはまとまったのだそう。敗戦後のミーティングから“朝必ずみんなとハイタッチする”などのルールが追加されたりしてチームの和が深まったのだという。日本4−2カタール。迎えた準決勝、イラクを相手にエース・細谷が2試合連続のゴール。その後の追加点も藤田のパスから生まれた。日本2−0イラク、8大会連続五輪出場を決め、U23アジアカップ優勝。藤田は大会MVPにも選出された。藤田は「責任感やプレッシャーを跳ね返してプレーができて、優勝できたのはよかった」と言い、パリ五輪は「全力で楽しみたい。優勝目指してこのチームで戦いたい」と語った。ドーハの地で成長を遂げた日本代表、56年ぶりのメダル獲得へ。