来週、スノーボードの世界選手権が開幕。きょう注目するのは、女子ハーフパイプに出場する15歳・清水さら選手。猛スピードで成長する期待の若手は、高さにこだわり、世界の頂点を目指す。先月、海外での連戦の合間に一時帰国した清水選手。スノーボード界の若手で、今最も注目を集める中学3年生。今シーズンからワールドカップに参戦すると2戦目でいきなり結果を出す。北京五輪金メダリストなど強豪を抑え、初めての優勝を果たした。清水選手の持ち味はエアの高さ。パイプの縁から4m以上も飛び上がる。来年の五輪で、金メダル獲得を目標にしている。清水選手が今、向き合っているのが自身の課題。苦手とするのが右足を前にするスイッチスタンス。上半身に力が偏らないよう、全身を使って飛ぶことを心がけている。向かったのが夜間でも練習できるジャンプ台のある施設。右足を前にして飛ぶ練習を何回も繰り返し、理想の感覚を体に覚え込ませた。また1つ成長した姿で、世界に挑む。1年後のオリンピックを見据えて、さらなる飛躍を目指す。清水選手は「世界選手権の舞台でいちばん飛ぶ」とコメント。清水選手は今月27日から世界選手権に臨む。