ダイエット目的で薬を使った利用者から相次ぐ健康被害の訴え。その背景に一部でオンライン診療が不適切に行われていることが見えてきた。診療の実態を調べるために、大手検索サイトに表示された医療機関を対象に取材とは明かさずにコンタクトした。体調不良があったときの対応について、20医療機関のうち半数は専門医がいないため対応することは難しいと回答した。医師かどうか確認できないケースもあった。国のガイドラインではオンライン診療は顔写真付きの身分証などを用いて医師本人の氏名を示すことなどと定められている。今回の調査では医師と確認できないのは4か所あった。医師が診察せずに薬を処方するのは医師法違反の可能性がある。オンライン診療のガイドライン作成に関わった専門家は医療の信頼を揺るがす行為だと批判している。
服用して8か月になるという30代の女性。胃腸の調子が悪くなり、手の震えが止まらなくなることもあったが、体重は3キロ減少し42キロになったという。BMIは17.4、貧血や月経不順などのリスクが高まる低体重に該当する。最初の診察以降、クリニックからの経過観察はない。低体重になった今も定期便で薬が届けられる。
服用して8か月になるという30代の女性。胃腸の調子が悪くなり、手の震えが止まらなくなることもあったが、体重は3キロ減少し42キロになったという。BMIは17.4、貧血や月経不順などのリスクが高まる低体重に該当する。最初の診察以降、クリニックからの経過観察はない。低体重になった今も定期便で薬が届けられる。