やす子は、ハチの生態を知り尽くす頭脳派バスター田迎さんと福島・石川町を訪れた。依頼者は石川高校サッカー部コーチの熊谷さんで、校舎の軒下にキイロスズメバチの巣があった。キイロスズメバチはスズメバチの中で最も攻撃性が高く、屋根裏などの狭い空間に巣を作る習性がある。廃校だった小学校をサッカー部の練習場として使用しており、巣は部員やコーチの日常的な通り道にあった。やす子は防護府を着て田迎さんの弟子・松原さんと高所作業車に乗り込み、スズメバチ吸引器で作業を始めた。作業中、1匹がやす子の首を狙って毒針を突き出していた。キイロスズメバチは敵に向かって毒液を針から噴射する。飛び回るスズメバチをほぼ吸い取り、巣を刈り取って駆除成功となった。巣の直径は約40センチで、推定約600匹を駆除した。