種子島から中継。種子島宇宙センターでは昨日午後、「H3」2号機が発射地点に移された。打ち上げは午前9時25分の予定で、JAXAによると打ち上げ時間帯の気候に問題はないという。H3は去年3月に初号機が打ち上げられるも、2段目のエンジンが着火せずに失敗。JAXAは飛行データなどをもとに原因究明を進め、部品検査の強化など対策を講じてきた。今回の目標は2段目のエンジンが計画通りに燃焼し、ロケットを地球を周回する軌道に投入すること。また、ロケットの性能を確認するため、衛星を分離する動作を実証することにしている。H3は現在運用されているH2Aに代わる日本の主力ロケットで、JAXAなどが10年前に開発に着手した。日本の大型ロケットとしては30年ぶりの新規開発で、開発費用は2000億円を超えている。打ち上げの模様はNHKのニュースサイトとニュース防災アプリでライブ配信する予定。