三連休も全国各地で花火大会が開催された。手軽に楽しむことができる手持ち花火だが、火災のリスクや騒音などの懸念から近年、特に都市部では禁止の自治体が多い。東京・大田区では今年から近隣住民に配慮したルールを設けたうえで、試験的に公園での花火を解禁。期間は今月1日~17日の午後6時~午後8時半の間。52カ所の区立公園で手持ち花火を楽しむことができる。保護者も歓迎している。東京23区のうち手持ち花火を楽しむことができる公園があるのは19区。目黒、板橋、新宿、練馬の4区の区立公園では禁止されている。茨城・つくば市でも看板を設置し、ルールの厳守を求めた上でほぼすべての市立公園で手持ち花火が可能になった。一部で花火解禁の動きが進む中、アプリの「Hanabi-Navi」は近くの花火ができる公園や花火を売っている店などを検索できる。アプリの生みの親は花火の製造会社。若松屋・竹内直紀さんは「子どもが少なくなって花火の売り上げが減った部分はあるかもしれないけど、皆さんの声で花火をやっていない理由の一番が『花火が遊べる場所がない』。花火の遊べる場所を認知してくれれば、花火の消費はどんどん増えてくれると思う」と話した。
