スタジオトーク。まずはゲストを紹介。楽天証券経済研究所の田中泰輔氏と、JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉氏。田中氏はアメリカ経済の先行き(雇用統計)について、失業率が上がってきているが依然として底堅くはある、次のデータが出るまで間(猶予)がある、などと話した。日本株については、これからアメリカの金利が下がると円高になる、円高になるとそれだけで日本株が下がってしまう、厳しい状況になっていきそう、などと話した。最近投資を初めて動揺している人に向けては、長期投資なら下がったときほど買い場、常に猶予を残しておいて大きく落ちた時に買う、などとアドバイスした。棚瀬氏は、最近の雇用統計は事業所調査と家計調査の乖離が目立っていたが、今回はどちらの水準も低かったので明確に弱い水準と言って良い、「サーム・ルール」(リセッションのシグナル)を満たしている、予想されていたことではあるのでサプライズはないが動きが急すぎるのでパニック的に相場が上がっている、などと話した。