かつての「モーターショー」から「モビリティショー」に変わって2回目となる「ジャパン モビリティショー2025」は国の内外の自動車メーカーなど約500社が出展する。会場には往年の名車が勢揃いしているエリアもあれば、高齢化が進む社会で自動車に変わる新たな移動手段を提案するブースなどもある。一方、大手自動車メーカーが今回特に力を入れているのがEVだ。温室効果ガス削減に向け将来的に主流になると見込まれるEVだが、日本メーカーは世界に遅れを取っていて普及を目指そうとしている。経営再建中の「日産」は販売好調な軽自動車のEVをベースとして開発中の車を公開。屋根に設置した太陽光パネルは走行のための充電だけでなく災害時などには発電機としての役目も果たす。また家電メーカーの「シャープ」も“走るリビング”がコンセプトのEVを提案。今までの自動車メーカーだけではない新たな業界からの参入の可能性も感じさせる。モビリティショーの一般公開はあさってから来月9日まで。
