国内最高峰の長時間レースの中で切磋琢磨し、トップレーサーを夢見る10代コンビに密着。18歳の鈴木斗輝哉と19歳の富下李央菜。ともに2006年生まれの2人は今シーズンST2クラスの強豪チームでKTMSから参戦。開幕戦ではいきなりの優勝、絶好のスタートを切った。2人はともにレーシングカートの出身。幼いころからレース漬けの日々を過ごしてきた。チームの先輩ドライバーでSUPER GTにも参戦する25歳の平良響は「鈴木はチャラく見えるが走りはクレバーで結構考えるタイプ。宮下もああ見えて一発のタイムが速い。」と話していた。そして迎えた第5戦、富下が初めてチームのスタートドライバーを任された。富下は冷静にスタートを切ると予選7番手からライバルを追い掛ける展開に。1時間半経過し、堅実な走りで順位を1つ上げる力走を見せた。富下からバトンを受けた鈴木も1時間以上を走行。タイムの落ちやすい後半にベストラップの更新を続ける驚異の走りで、1位を走る黄色いマシンに急接近。見事、オーバーテイクに成功しトップに立ち、2人の活躍で今シーズン2勝目を挙げた。スーパー耐久のデビューから半年、仲間と共に挑むレースの中で2人は確かな成長を重ねている。
