井出真吾さんの日経平均予想レンジは3万8700円~3万9200円。井出さんは「昨日はトランプ関税砲に揺らされました。日経平均は昨日1000円を下げましたが、半分くらい戻してスタートできるのではないでしょうか。ただ、市場の警戒感は緩んでおらず、若干円高に振れているのも重石になります。また、上値の重い展開にはならないと思います。ここまでの決算は順調ですよね。3月期の予想を発表した290社のうち、上方修正したのは全体の23%の67社です。過去10年間の平均で、すごく良いわけではありませんが、心配はいらないですね。上方修正組で言うと、日立やNECといった情報サービス関連や半導体関連も好調ですね。下方修正組は、自動車関連や中国の景気減速が目立ちますね。足元の状況を確認すると、PERの標準レンジが16倍にほぼ近い状態で、これでも4万円に届かない状態です。目先ではアメリカ株の割高さが意識されている面もありますし、本格調整が起きたときには標準レンジ内と知っておくことは大事だと思います」などと話した。