2025年は日本で放送が始まって100年の節目となる。今野勉さんは1959年にラジオ東京に入社。テレビはラジオから移ってきたベテランと、新しく出現したテレビに関心を持った若者たちによって作り始められた。当時、映画では黒澤明監督などが次々と名作を作りだしており、テレビドラマは「俗っぽい」などと言われ相手にされていなかった。今野さんは、テレビドラマはセリフも日常的で映画にはないリアリズムがあり、それがテレビの特性だと感じたという。テレビ番組を作り始めて10年、今野さんは放送局を辞め制作会社を創立。当時日本には貸しスタジオがなく、スタジオのいらない旅番組を開発。
今テレビは大きな過渡期を迎えている。2020年の調査では10代の若者がテレビに割く時間は50分余、動画やインターネットに割く時間は1~2時間以上になっている。個々人が高度な映像情報を発信することが日常化しており、放送の世界から多くの人材がインターネットの世界へ移っている。テレビの未来を握る鍵は放送局という巨大な基地。今野さんは自身が放送界に入ったときの映画とテレビの関係に重なるという。放送局が生き残るには、その基地の中を自由に渡り歩く人間・個人が必要だと今野さんは話した。
今テレビは大きな過渡期を迎えている。2020年の調査では10代の若者がテレビに割く時間は50分余、動画やインターネットに割く時間は1~2時間以上になっている。個々人が高度な映像情報を発信することが日常化しており、放送の世界から多くの人材がインターネットの世界へ移っている。テレビの未来を握る鍵は放送局という巨大な基地。今野さんは自身が放送界に入ったときの映画とテレビの関係に重なるという。放送局が生き残るには、その基地の中を自由に渡り歩く人間・個人が必要だと今野さんは話した。
住所: 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕MORIタワー16F
URL: http://www.nhk.or.jp/bunken/
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