山口は札幌の高校に進んだ16歳の時にバンドを結成。曲は評判だったが山口のステージでのサービス精神のなさが原因で人気は出なかった。2004年にバンドは解散したが、音楽の道を諦めきれず山口は進学も就職もしていなかった。2005年にサカナクションを結成し、2007年に東京進出が決まった。元バンドメンバーは東京に行く前に会った山口の変貌ぶりに驚いたという。東京に進出した山口はバンドメンバーと家に集まり、寝食を忘れて音楽作りに打ち込んだ。知名度を上げるためにバンドの顔の役割も精力的に担った。バンドメンバーはそれを無理しているとは思っていなかったと話した。東京進出5年後には紅白歌合戦に出演。バンドメンバーは家族を持ってそれぞれの生活を築いていった。山口はバンド内での孤立を覚悟しながらサカナクションを引っ張っていった。