ニューヨーク証券取引所から岡三証券NY・長阪志保氏に話を聞く。25日の株式相場では主要3指数は上昇。引け後にエヌビディアやセールスフォースの決算発表を控える中、主要3指数は続伸。ソフトウェア株を買い戻す動きがある一方、トランプ大統領の一般教書演説で住宅市場をめぐる政策への言及が乏しかったことから、住宅関連株が軟調。エヌビディアの売上高の市場予想は662億ドルとなっており、70%近い増収が見込まれている。メタやアルファベットなどのハイパースケーラーによる巨額の設備投資が業績に寄与するとみられ、2-4月期の売上高はさらに高い725億ドルの予想となっている。AI半導体「H200」が中国に輸出されるかどうかも注目されているが、アメリカ商務省の当局者が「まだ販売されていない」と明らかにしたことから、売上の見通しに含まれる可能性は低そうだ。エヌビディアの株価は、AIをめぐるコストの懸念や割高感もありもみ合いが続いているが、12ヵ月先の予想PERは25倍程度まで低下しており、株価の割高感は薄れつつある。株価を左右しそうなのが、今年後半に提供開始予定の次世代製品「ルービン」。粗利益率の改善につながると期待されているが、利益率の見通しが低調だった場合には、再びコストへの懸念が高まり株価が調整する可能性もある。3月中旬にはエヌビディア最大のAIイベント「GTC」も控え、フアンCEOの講演に注目が移る。
