ソフトバンクグループ4−9月期決算。最終損益1兆53億円の黒字。1年前の1兆4087億円の赤字から、大幅に改善した。上半期としては3年ぶりの黒字となる。世界的な株高を受け、投資先である米国の通信大手、Tモバイルや傘下のビジョンファンドが投資する企業の株価が上昇したことなどが利益を押し上げた。また、ソフトバンクグループは、9月にビジョンファンドを通じてChatGPTを開発した米国オープンAIに5億ドル(およそ770億円)を出資したことを正式に表明。AIを今後の成長戦略の柱と位置付けていて、出資はオープンAIとの関係を強化する好材料だとしている。業績の改善を受けて、AI関連のさらなる投資に意欲を示した。ソフトバンクグループ・後藤芳光CFOのコメント。