事業構造を大きく転換するアメリカの企業に注目。東海東京証券アメリカ・芝田達裕氏は、従来はハードウェアのイメージが強かったIBMだが事業構造を大きく転換し、ソフトウェアで稼ぐ企業に変貌している。ソフトウェア部門の売上では、全体利益の6割以上、売上高の4割以上を稼いだ。そのソフトウェア部門の一部売上では、データ解析などをAIで行うデータ&AIが5分の1を占め、すでに稼ぎ頭の一つとなっており、時代の変化に機動的に順応したビジネスモデルの転換で実績を上げている。この部門は自社開発のAIに加え、顧客ニーズに加えメタやオープンAIのほか、ディープシークのAIを取り入れたサービスもすかさずラインナップに取り入れてる。コンサルティング部門、ソフトウェア部門が連携し、AIを使ったソリューションを提供するなど変化が激しい業界の中で迅速な対応を実践することで、今後大きく収益を伸ばす可能性があるとみている。圧倒的な処理能力で今後世界を変えると期待されている量子コンピューターの分野では5年から10年先の実用化を見込んでいるGoogleなどとともに開発競争の先頭集団に位置しており本格的な実用化に向けた動きが進んでいるなどと解説した。