武田鉄矢が鳥のさえずりについて解説。花鳥風月という言葉があるが、身近に感じる自然のことでその自然を感じながら暮らしている。鈴木俊貴さんは鳥に言葉があるという発見をした人。高校生の頃からバードウォッチングが好きで軽井沢でバードウォッチングをしていたところ、コガラが飛んででいった。コガラをつけていったところ、コガラを追いかけてヤマガラやシジュウカラなどがついて行ったという。すると、誰かが軽井沢の残雪の上にひまわりの種をまいてコガラが見つけて鳴きながら飛んでいくとそのコガラを追いかけて皆が種に群がっていたという。ここから鈴木さんの観察が始まった。ある日のこと、シジュウカラが鳴いた。すると、仲間が集まってきて餌のテーブルについてついばみ始めた。ところが、そこへ別のシジュウカラが飛んできて違う声で鳴いたところ、餌をついばんでいたシジュウカラは近くの茂みに隠れたという。そこへタカの影が。シジュウカラの鳴き声は上空のタカを気にする言葉だったのではないかと推察。さらに観察を続けると、シジュウカラは餌を食べている時に1羽では1分あたり70~80回上空を見上げるという。しかし、仲間と一緒に食べている時にはその回数が減るという。そのような経験から鈴木氏は鳥には言葉があると考えた。そしてそれを証明するための方法を考えた。鈴木氏は今年イギリス動物行動研究協会で最も栄誉ある国際賞をアジア人として初受賞した。
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