PayPayや楽天ペイなどQRコードを使った決済の回数が、去年1年間で初の100億回超えとなった。7年前は1億回未満だったが、コロナ禍で非接触の決済手段として使う人が増えたことが普及を後押しした。決済金額はクレジットカードの100兆円に対して、QRコードは10兆円と小口決済が中心。QRコードを扱う各社は、利用限度額を引き上げるなどして大口の取り込みを図っている。紙幣は去年、デザインが刷新されたが、年末の時点で街中に出回っていたのは、124兆778億円とおととし末から0.4%の減少となった。前年の水準を下回るのは2年連続で、現金離れが加速している。