「雑誌の日付が未来になっているのはなぜ?」というクイズが出された。鈴木奈々さんが正解した。正解は未来のことが書いてあるから。日本雑誌協会販売委員会の豊栖雅文さんが解説。雑誌と新聞には毎日出るかそうじゃないかという違いがある。雑誌は新聞と違ってさきざきのこと、息の長い記事や特集、未来の新しい情報を載せている。ファッション雑誌では1月下旬発売の3月号で春のヘアメイク情報が載せられている。12月発売のスポーツ雑誌には年明けの競技情報が。美術など趣味の雑誌も発売後に読んでから行けるイベント情報を載せている。未来の情報を提供するのが雑誌の役割。週刊や月刊など発売日が決められていてそれが雑誌の内容を運命づけている。日本の雑誌は1867年、主にオランダからきた西洋の知識を広めるため柳河春三が西洋雑誌を創刊したことから始まったとされる。このときはまだ発売日の日付は記されていない。大正時代になると娯楽の一部として雑誌が広まり月刊誌が続々と発行された。しかし今のような鉄道網や道路が整備されておらず全国に配送するのに時間がかかった。そのため未来の日付がつけられるようになったといいます。当初はそれでよかったがだんだん競争が激化し昭和30年代に入ると先の日付にすればするほど未来の情報が載っているというアピール合戦に。他の雑誌よりも2か月以上も未来の日付をつける出版社も出てきた。そこで読者が混乱しないように月刊誌は発売日から45日先まで、週刊誌は15日先までの日付にするルールを決めた。ほかにも毎日入れ替わる新聞と一緒に売られるようになったことで雑誌は少しでも古く見えないよう未来の日付にしている。月刊ファッション誌編集部を訪れた。未来のことを考える上で気候の予測が難しいという。去年11月28日発売の1月号で挑戦したのが夏に着ていたスカートを着るという企画。この未来のコーディネート企画は読者アンケートで一番好きという結果になった。未来を予想し読者に新鮮な情報を届けることを使命として新しいファッションを提案し続けていました。きょうは3問中2つ正解だった。