村松一之さんの解説。村松さんの日経平均予想レンジは3万7850円~3万8350円。村松さんは「為替相場はドル円が155円に入っている。財務省による介入警戒感がある。明日発表の日銀金融政策決定会合の警戒感も高まっている。日中も半導体関連・SKハイニックス、ディスコ、信越化学が出てくる。海外ではビッグテックのマイクロソフト、アルファベットと目白押し。リスクは取りづらい。値動きは荒っぽくなる可能性はある」などと述べた。注目ポイントは「米国利下げ前後の市場動向」。村松さんは「FRBの利下げには3パターンある。金融ショック発生に伴う利下げ、景気後退に伴う利下げ、金融正常化・予防的な利下げ。今回は金融正常化が他の利下げが行われるとみられる。米国長期金利は最初の利下げの2カ月前から長期金利が大きく低下している。半年で100ベーシスほどの金利の低下が起きている。過去利下げ時には株価は売られ、利下げ開始後に反転している。最初の利下げ前後は株式市場にとってサポートとなる。今の米国の株式相場は金融サイクルでいうと業績相場。次のFRBの行動が利上げになると話は全然違うが、業績相場では過度に懸念する必要はない。今期の決算発表が重要」などと述べた。