NY証券取引所から今さんに話を聞く。朝方発表された9月小売売上高が市場予想を上回ったことや、新規失業保険申請者数が市場予想を下回ったことを受け、3指数揃って上昇して始まった。ダウは最高値を更新、S&P500はほぼ横ばいで取引を終えた。いずれの指標も良好な内容となり株式市場は好感しているが、ハリケーンやストライキによる影響にも留意が必要。9月小売売上高は13項目中10項目がプラス、一方、ハリケーンが来る前の買いだめ需要が指標の強さに寄与した可能性があるとの声も聞かれている。新規失業保険申請者数は前週26万人から24万1000人に大きく改善したが、9月下旬と10月上旬に南東部を襲ったハリケーンによる停電や洪水などの被害で失業保険の申請もできていない可能性もあるとの指摘もある。11月1日は10月の雇用統計の公表が予定されている。前回の雇用統計は市場予想を上回る強い結果となり、株式市場全体を勢いづける結果となった。一方で10月分についてはハリケーンやストライキの影響が出てくる可能性もある。11月5日には大統領選挙、6~7日FOMCが控えているが、FRBがどのような判断をするか注目しているとのこと。