新型コロナウイルスについて、厚生労働省は5類移行後も支援を一部継続してきたが、来月から縮小されることになった。東京・北区の診療所では患者の多くが高齢者で、重症化のおそれがあることなどから希望を聞いた上でほとんどの患者に治療薬を出しているそう。しかし今回の見直しで薬代の一部が自己負担となることで、薬を飲まずに重症化する患者が増えることを懸念しているとのこと。東京医科歯科大学病院では発熱などの症状があって受け入れ先が見つからず、都外から搬送されてくるケースが増加しているそう。この病院では病床確保料が支給されなくなることで周辺病院での受け入れが減ることを心配しているとのこと。専門家はコロナ患者を受け入れる医療機関の労力は大きく、支援策のあり方は今後も検討すべきなどと指摘した。