来年度の予算案では、高齢化により、社会保障費が今年度の当初予算より8500億円程度増えて、37兆7200億円程度に、防衛費も、1兆1300億円程度増え、7兆9200億円程度になる見込みだ。新型コロナの対応などで計上していた予備費は減らし、一般会計の総額を112兆700億円程度とする方向で最終調整に入った。過去最大だった今年度の当初予算を下回るものの、2年連続で110兆円を超える見通しだ。財源の不足分は、35兆円程度の国債を新たに発行する計画で、財源の3割以上を国債に依存する厳しい財政状況が続く。