焼肉店の倒産が過去最多ペースで進んでいることがわかった。中野区にある「塩ホルモンさとう」店主は円安による仕入れ価格の高騰に苦しんでいた。アメリカの牛タンは今月から仕入れ値が2割ほど上がったという。客足に響く可能性があるため価格は維持している。かつてまかないで出していた部位を商品化するなどしてコストを抑えている。焼肉店の倒産はことし6月までの上半期だけで20件と急増し、過去最多ペースとなっている。専門家は焼肉店はコロナ禍でも換気があるため罪悪感がなく、店舗数が多くなりすぎて顧客獲得競争が厳しくなり始めたと指摘した。