日本の無人探査機「SLIM」は世界で5か国目となる月面着陸に成功したが、JAXAは「搭載して太陽電池で発電できていない」ことを明らかにしている。JAXAはきょう着陸後の対応について「今後の復旧の際に異常が起きないようバッテリーを回路から切り離し電源を切った」と発表した。SLIMの太陽電池は、着陸後は上を向くも機体が傾き、西を向いているとみられる。今後太陽光が西から当たるようになれば発電する可能性がある。電源が復旧した場合、月面を撮影し岩石の組成を調べて、月の起源を探る観測を行う予定。今月25日に記者会見で詳しく説明する方針。