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「STOP GENOCIDE」 のテレビ露出情報

パレスチナ情勢をめぐりラップの力で暴力への抗議を訴えるDANNY JINさん。パレスチナの父親と日本の母親の下に生まれた。一昨年10月以降市民が犠牲になる不条理を歌うラッパーとなった。ガザ地区での被害が増える中で自身のルーツをより強く意識するようになったと言い、祖父母もかつて住んでいた土地を追われ難民となってしまった。DANNYさんの父は差別から身を守るためにパレスチナ人であることを隠してきたのが現状だと言い、パレスチナでの歴史を調べていくと衝撃を受けたと振り返った。ライブの参加者からは本当は楽しいことを歌いたいが虐殺があるからこれを歌わなきゃいけないという虚しさを感じるとの話が聞かれた。DANNYさんと同じガザ地区出身のムテール・タラールさんは親族を亡くし現在は佐賀市に住んでいる。ムテールさんは周りからはパレスチナという国はないと言われたことがあると訴える様子を見せた。DANNYさんは声を上げられるのは特権であり、声を上げられない人のために声を上げていきたいと話した。相手の立場になって考えられないから歴史は繰り返してしまうと思う、どうやったら二度と繰り返さないかを真剣に考えてほしいと訴えた。その一方で「Dream」という曲は自分の等身大の夢を主張する曲となっている。みんなとラップで交流できる夢のような生活を噛み締めた曲だという。差別や貧困の現実をヒップホップで歌うことに中学生でのめり込んだといい、ラップの歌詞は過激に見えるものも多いが取材中に冗談を言う姿も見せるなど人懐っこい性格となっていた。楽しい曲を歌いたいもののパレスチナの現状を訴えるために抗議の歌を歌わざるを得ないのだとDANNYさんは話すとともに、独裁的な社会では声を上げるのにもリスクがあるが日本ではその気になれば自分の考えを訴えられるのは貴重だとも話していた。

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