今日のマーケット情報について小尾洋貴が解説。今日のテーマは「自動車の逆輸入」。ホンダとスズキは逆輸入に力を入れている。理由は価格を抑えるためで、原材料価格の高騰で国内の車の販売価格は値上がりが続く中、販売価格を抑える狙い。スズキはインド国内だけでなくインドを輸出拠点として日本を含む世界70カ国に輸出している。比較的低い人件費だけでなく、生産台数を増やせば量産効果でトータルでコストが下がる。ホンダは今年3月からインドから逆輸入を始め販売している。月に3000台の逆輸入車を販売しており、輸入車の車種別で最も多い日もある。日本メーカー各社が本格的な逆輸入を始めたのはタイで20年以上前から行われていた。今年に入って中国メーカーとの競争により縮小の動きがみられる。こうした事によりコスト競争力の高いインドへのシフトを進めた。