「ニューヨーク国際自動車ショー」が開幕し、世界中から30の自動車メーカーが集結した。スバルは、2台目となるEV「トレイルシーカー」を世界初公開した。価格は4万~5万ドルで、2026年に北米に投入するという。トレイルシーカーは群馬県の工場で生産され、アメリカに輸入する際には関税対象になるという。スバル・オブ・アメリカのジェフリー・ウォルターズ社長は「業界団体を通じて、関税について政権と対話をしている。業界で議員にも個別に働きかけ、要望が通るよう必要な措置をとっている」などと話している。また、関税の影響はアメリカのメーカーにもあり、フォード・モーターはアメリカで販売する車の約8割を国内で製造しており、関税の影響は比較的少ないとみられるが、慎重な姿勢を崩していない。また、韓国の現代自動車は、トランプ政権の意向に合わせいち早くアメリカ国内での生産体制強化を発表しており、4年間で210億ドルを投資するとしている。また、関税発動後も、従来価格を維持する保証制度を発表している。